🏡まったのブログ

Googleアナリティクスの離脱率と直帰率の違い

いつもGoogleアナリティクスの離脱率と直帰率の違いが分からなくなるのでメモ。

答えはGoogle公式のヘルプページをちゃんと読むとある程度わかるので、結論だけを書いておきます。

基本的にまずはどちらも「ある特定のページAについて」という指定で考えてください。ざっくり言うと「離脱率のうち、そのページにランディングしてかつ直帰したものが直帰率」という感じです。

説明としては先に直帰率を説明した方が分かりやすいので、そうします。

直帰率

ページAにランディングして、次の行動(遷移やイベント)をすることなく離脱してしまった割合。

離脱率

ページAへの流入が含まれるセッション(ランディング、遷移どちらも)において、ページAで離脱してしまった割合。

注意するべきは、ランディングが他のページで、その後ページAに画面遷移してきてから離脱しても直帰率には含まれないという点(だって直帰してないからね)。もちろんこの場合には離脱率には含まれます。

逆にページAにランディングして即離脱した場合は、直帰率にも離脱率にも含まれます。

考えるべきこと

言葉の定義は分かったので「じゃあそれが低いとどういうことなの?」という肩のために、これらの数値の見方も書いておきます。

直帰率が高い

ページAにランディングして、他ページへの遷移や何かのフォーム入力などのイベントも起こさず離脱する割合が高いということですね。この場合、ページAには次のような問題があると考えられます。

  1. パッと見て自分の興味とは違う内容そうであった
  2. 何となく好きじゃない、信用できなそうと思われた
  3. 他ページへのボタンやリンクが目立っていない
  4. そのページだけで満足した
  5. ページ読み込みが遅く離脱した

1は実際に検索したキーワードとコンテンツがミスマッチな場合もあるでしょうし、2にも言えますが見せ方がまずくユーザーに情報が伝わりづらいコンテンツになっているということです。

3は例えばナビメニュー が上部固定でなかったり、ボタンと見出し背景に同じような色を使っていてどこがボタンか分からないなどの原因が考えられます。またいわゆるLPやコンテンツマーケティングのための記事では、下部にユーザーに取って欲しいアクション(CTA)が設置されていなかったりする可能性もあります。

4はある意味そのページ自体は成功ですが、Webページを作成する目的はお問い合わせであったり広告クリックであったり、SNSシェアをしてフォロワー獲得につなげたりだったりするので、それらにつながっているか計測できるようGAでイベント発火によるコンバージョンを設定すべきと思います。

もしそれらの取って欲しいアクションがない場合も、スクロール量を計測できるようにしておき90%でコンバージョン設定をするのもおすすめです(この場合は標準設定では直帰扱いにはならない)。

離脱率が高い

改めて聞かれると…よく自分も分かりません(笑)。なので今は考察だけ書いておきます。

離脱率も直帰率と近いことが言えると思います。ただ違いとして、色々ページを見てきてページAで「もういいや」となって離脱されたので、「検索キーワードとそのページコンテンツがマッチしているか」などとは関係がないはず。

ただし直帰の場合も離脱率に含まれるので、例えば直帰率も離脱率も共に高くて、かつほぼ同じような数値の場合は、まず直帰率を下げる対策をするべきと思います。

難しい。例えばトップページは一般的には直帰率は低いでしょうが、色々回遊した中で最後にトップに戻ったり、もしくは何かフォームの入力を行なった後に強制的にトップにリダイレクトされたりするケースもあるはず。ただ後者の場合、フォームにイベント設定をしていたら離脱率には含まれないのだろうか…。

この辺、詳しい方コメントいただけると嬉しいです。その後リライトします。ただ他のブログ記事などを見ていると直帰率の方が重要な指標なので、あまり気にしなくていいかもしれません。

すべてのページの平均離脱率

少し余談ですが「じゃあGoogleアナリティクスに表示されるすべてのページの離脱率の平均値はどういう意味合いをもつの?」と疑問に思いました。ただこれも結局よく分かりません。

サイトを見ている限り、必ずどこかのページで離脱する訳で、それらの平均をとると…。もちろん平均なので100%にならないのは分かる。けどこの数値が低いと嬉しいことなのだろうか…。

これも詳しい方コメントいただけると嬉しいです。

直帰率の高いページの見つけ方

Googleアナリティクスにて行動>サイトコンテンツ>すべてのページを押し、直帰率列をクリックして降順にする。

ただしこれではページビュー数が1で直帰率100%のページなどが上位に来て意味がないので並べ替えの種類を加重にしてやると「ページビュー数が多くて、かつ直帰率が高いページ」の一覧を表示してくれる。

しかしこの加重機能にバグがあるようで、たまに選択肢として選べない時があるので注意…。

参考リンク

https://wacul-ai.com/blog/access-analysis/access-analysis-basic/bounce-rate/